ジャガールクルトの買取について
2018.02.10
ジャガールクルトについて
ジャガー・ルクルトの歴史は1833年にスイスに存在していた規模が小さな工房から始まりましたが、工房にてすぐに時計作りを始めたわけではありません。
当時は作り出すための機械が何も無い状態であったため、まずは時計を生み出す事ができるマシンを設計するところから始められ、その後ムーブメントという正確に時を刻むために不可欠な部品を一つずつ手がけていきました。
ライバル達に比べると決して環境に恵まれているとは言えないところからスタートしたものの、時計作りをするための機械から手がけた事が功を奏し、他にはない優れた逸品を世に出せるまでに成長しました。
そうした内部機構を生み出す事に優れた能力を有している事は他の工業製品にも注目されるようになり、科学の力により自立し人の役に立つという理念に基いて供給を行った事から、時計ブランドでありつつも社会の経済成長を一線で支えたと言っても過言ではありません。
しかも、その優れた機構については同業者からも一目置かれる存在であったため、同じくスイスを拠点にして世界に羽ばたいた高級ブランド時計からも部品供給の申し出を受けて届けていました。
そのようにしばらくの間部品供給を行うメーカーとして活躍されていましたが、その後自らがプロダクトをプロデュースする決意をします。
そして、1930年代に誕生したのがジャガー・ルクルトの代名詞である文字盤が回る独自性が高いモデルであり、今日においても歴史が長い時計の中で唯一無二の製品として憧れの的になっています。
時代の変化と共にデジタル時計のシェア率が拡大していき、かつてしのぎを削っていたライバル達が続々と自社での生産を終了させていく中で、ジャガー・ルクルトは現代においても当時と変わらぬ様子で自社生産を継続中です。
また、現在は腕時計のサイズが大きい物が主流になっており、愛好家としても大きなサイズを好む傾向があるため、少しずつ小ぶりなサイズ感の腕時計が減少しているのですが、ジャガー・ルクルトは一貫してコンパクトサイズに拘り続けているので、あまり時計自体が強調しない品を求めている方に重宝されています。
特に、マスターシリーズはシンプルであるながらも、ジャガー・ルクルトが有している伝統を受け継いたラウンドケースを採用しているので、所有する喜びが強く感じられますし、見やすい文字盤と上品な程良い光沢感は洋服や場所を選ばずいつも使い続けられます。